初心忘るべからず

 こんにちは、野村です。

 

 今年の目標を立てられましたか? ところが、始めてみたものの長続きしないものですね。

 

 村上陽一郎著の「安全と安心の科学」に、このような類のことが書かれています。

 

 安全にとって言い古された言葉ですが、「初心忘るべからず」があります。

 

 あらゆる場面、如何なる領域といえども、ものごとがルーティーン化し、安全に推移するのが当然と思われた瞬間に安全は崩壊します。しかし、安全を持ち続けるインセンティブを持ち続けることは極めて難しいのです。と。

 

 初心忘るべからずとは、始めたときではなく、初めて出会ったときの心を忘れてはいけないという意味だそうです。

 

 クルマの運転も、事故をするかも怖いなと、恐るおそるハンドルを握っていたのが、慣れるに従い初心(初心者のときのこと)を忘れます。自分は事故など起こすはずがないと思ってしまいます。

 

 初めて一人で運転したとき、不安だった初心者のときの気持ちを思い出してみてください。たったそれだけのことでも、安全度が上がると思います。

                                           (野村幸一)

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