20日 12月 2017

気持ちをくんで

　こんにちは、野村です。

 

　クルマを洗っていて悲しくなるのは、ドアにエクボのようなへこみを見つけたときです。アーアと思わず手を止めてしまいます。

 

　どこかの駐車場で隣のクルマが不用意にドアを開けたのでしょう。

 

　ワタシは、当てられるのが嫌なので、駐車場ではクルマをとめる場所を選びます。

 

　大きなクルマはドアが当たりそうなので横は避けます。ヘコミや傷の多いクルマの横にはとめません。雑なドアの開閉をしそうなので。

 

　施設の出入り口に近いところも避けます。少し歩いてもいいので、出入り口から離れた左右にクルマがとまっていない場所に駐車します。

 

　ところが、そんな場所にとめているのに、用事を終えて出てくると、ガラーンとした駐車場なのに、隣にクルマがきちんと止まっていることがあります。

 

　どうして？と口走ってしまいます。寂しがりなのでしょうか。こんなに広いのに、空いているのに、そんなにひっつかなくても。

 

　気持ちをくんでくれよと思いながら、そろそろとドアを開けて乗り込みます。駐車場でクルマを当てられないのはなかなか難しいことかもしれませんね。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（野村幸一）

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