入出庫時の注意点

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、入出庫時の注意点です。

 

 駐車場での事故が発生していると、安全担当の方からお伺いすることが連続してありました。

 

 入出庫時に他の車両に接触したり、低いポール・花壇等の設置物や構築物に接触する事故が発生しています。

 

 その原因のひとつとして、内外輪差の理解不足があります。入出庫時は、ハンドル操作の時期や量に加え、車の向きの変化に応じた確認の時期・方法も不適切となりがちです。

 

 また、運転席からの死角範囲を正しく把握していない場合もあります。低い設置物や構築物は接近すれば、すぐに自車の死角に入り見えなくなります。

 

 感情的には、他者(車)が少ないので油断しがちです。特に駐車スペースを決めると油断し確認を忘れたり速度が速くなったりする行動に陥りがちです。

 

 駐車場は多くの危険要因がある危険な場所と考えることが必要です。設置物や構築物の見落としは事故に直結します。慎重な確認と歩く程度の速度で行うことが大切です。具体的には、以下となります。


1. 駐車スペース周辺の障害物を把握します。その上で、入庫しやすい角度をよく考え操作に移ります。
2. 駐車スペースの手前では、スペースの幅、奥行き、障害物、タイヤ止めの有無・状態を目視します。
3. 後退する時は、急がず後退する方向とその付近の安全を確かめてから動き出します。
4. 見落としを防ぐため歩く程度の速さを維持します。
5. 後退中は、ミラーと目視を適切に使い分け、障害物との間隔を把握できるようにします。
6. 途中で停止し障害物との間隔を把握し、少しでも接触の不安を感じた場合は、切り返しを行います。
7. ハンドルを戻し入庫完了直前は後ろの窓越しに後方を見ます。入庫を完了してから視線を前に戻します。
8. 出庫時は、車体前部より後部に注意しミラーによる確認を行います。

 

 上記に加え、ハンドル操作を迷った場合は、一旦下車して車を外から見てどう動かせば良いかを考えます。面倒ですが早く上達するために必要です。


 駐車場での事故は、運転に十分に慣れた方も起こされています。事故原因の大半は確認ミスです。確かめたつもりになったり、確認と操作が同時となりがちな方は特に注意しましょう。

 

                                          (平野 勝寛)

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