出来ない理由

 こんにちは、野村です。

 

 先日、ある自動車学校の学園長、副学園長、副管理者と食事をする機会がありました。

 

 お互いの情報交換をしながら、ゆったりと楽しい時間を過ごすことができました。

 

 いつもながら、3名様とも非常に前向きな方々です。特に、学園長は積極的です。

 

 わりあい責任者というのは守りに入りやすいものです。新しいことや無理をしたくない、そんなことをして失敗をしたくない。何もせず、今まで通りのことをしておけばよい、となりがちです。

 でもこれって、組織を守るのではなく、自分を守ろうとしているだけですよね。

 

 しかし現状維持は、実は後退ではないでしょうか。

 

 何故なら、同じ状態がいつまでも続くことはないからです。現状維持はないと思うのです。成長するか、縮小するかのいずれかです。(しかし、急激な拡大は危険を伴いますが。)

 

 お話をした学園長は、出来ない理由を言うな、できるように考えろといった指示をするそうです。素晴らしいことだと思います。

 

 出来ない理由を言うことは誰にでもできます。「出来ない。」と言っていればすみます。

 

 そこには、何の工夫もいりません。あえて言うなら、言い訳をひねり出す工夫くらいでしょうか。でもやろうとするためには、チャレンジする態度や努力が必要です。

 

 安全運転研修の実施の場でも、受講される方で出来ない理由をあげる人がいます。特に、事故を繰り返す方です。以前ご自身で立てた行動目標を守らなかった理由として、忙しかったから、バタバタしていたから、他にすることがあったからなどと言われます。

 

 分からなくはないのですが、出来ない理由で自己弁護するのではなく、やる工夫を考えて実行することが大切だと思います。

 

 そのきっかけ作りを我々はお手伝いできればと考えています。学校長のパワーを頂戴して、また副学園長の「信じて前に進むしかない。」という言葉を聞いて、あらためてそう感じました。

                                           (野村幸一)

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