水は低きに流れ、人は易きに流れる

 こんにちは、高林です。


 3月に入り、少しずつではありますが、春を感じるようになってきました。寒い冬が過ぎ、温かい春が近づくと、少しほっとします。


 外に出て、運動したり、作業したりするのに、ちょうどいい気候になってきました。どうしても寒いと、たくさん着込んでしまい、動きが鈍くなりますよね。


 私自身、以前からランニングをしていますが、振り返ってみると、意志が弱くなり、走るのをやめようと思ったときもありました。だめですよね。


 ランニングは、基本、夜にしています。ですから、冷たい風が吹いているときは、かなり寒く感じ心が折れそうになってしまうのです。


 ですが、「今日走るのを中止したら、ちょっと寒いぐらいで、もうやめようという気持ちになり、走らなくなる、それでどうするのだ?」と自分に問いかけて、ランニングをしていました。


 みなさんは、”水は低きに流れ、人は易きに流れる”という言葉は、ご存知ですよね。原典は孟子の「水の低きに就く如し」からきているといわれます。


 いまさら説明の必要はないと思いますが、これは、水が自然と低いほうに流れるように、人は安易な方を選びがちであるという意味です。


 つまり、これは安易な方向へ簡単に流れることを戒めるための言葉です。よくわかりますが、正直難しいです。「しんどいなあ」とか「いやだな」と思ったときは、分かっていても、つい楽な方を選んでしまいます。(みなさんは、そうではないと思いますが)


 寒いときやなんとなくしんどい日でも、この言葉を思い出し、自分自身に言い聞かしてランニングをしています。またこれからも続けようと思います。

 

 (高林一夫)
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