危険な「ながら運転」

 こんにちは、高林です。


 さて、みなさんは運転しているときは、どのようにされていますか?何もしゃべらず、聴かずに運転されていますか?

 運転は楽しく過ごしたいということで、好みの音楽を聴きながら運転することや、家族や友達を乗せておしゃべりしながら過ごすこともいいですね。私自身も家族や友達を乗せて運転するときは、いろいろなおしゃべりをしながら運転しています。

 これが仕事中の運転となると、少し違ってきます。また、1人で運転しているでしょうから、仕事のこと、特に次の訪問先やお客様のことを考えながら運転することがあるかと思います。
 仕事のことを考えながらになると、どうしても注意を分散させてしまいます。そうなると危険の発見の遅れや、対応の遅れといった事故の要因となります。

 事故を起こした要因に、よく前方や後方の不注意などがあります。実際に接触事故を起こされた企業ドライバーの方にお伺いしたりすると、不注意になった背景に「仕事のことを考えていた」、「今から訪問するお客様との話をどうしようかと考えていた」といったことをあげられます。

 SSD研究所でも事故分析をさせて頂くときがあります。事故を起こされた方に聞き取りを行うときもあります。その中では、「〇〇していて運転した」「〇〇しながらハンドル操作した」とかいった、いわゆる「ながら運転」が事故の要因になっていると感じます。

 携帯電話を使用しながら運転することは、違反の取り締まり対象で、とても危険な行為です。ハンドルやブレーキ操作が不正確になり、遅れたりするので絶対にやめなければなりません。

 つまり、安全運転のためには、集中することだということです。黙々と道路場面を捉えて、危険予測し的確に操作することが、安全運転のための重要なポイントです。

 このように言うことは簡単ですが、簡単なことほど、実行するのが難しいことだと思います。SSD研究所では、安全運転研修のときに、どうすれば簡単なことを、当たり前のようにやって頂けるかを常に悩みながらですが、挑戦を続けています。

(高林一夫)

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