二輪車研修

 こんにちは、高林です。

 SSD研究所では、企業様のご要望に応じて研修を行っています。対象者は、すでに業務をされている方や新入社員の方、中途入社社員もおられます。また、マネージャーなど、管理される方を対象にした研修も実施させて頂いています。

 研修での車種は、業務に応じて変わります。ほとんどの場合は普通車を使用します。しかし、車種によって、特有の事故があります。そこで、ご要望に応じて車種を変えて行う場合もあります。

 最近のご要望では、ワンボックス車を使った研修です。やはり、一般的な車と違い、車体の大きさ、車輪の感覚、運転席からの見え方が違っています。
 他のご要望に上げられるのは、二輪車を使った研修です。オートバイは、機動力がある反面、事故に至ると運転者が大きなけがを負います。この二輪車の研修のご要望も頂戴しています。

 二輪車の研修の内容は、座学もあれば、運転の基本から応用まで、実車での走行トレーニングがあります。実車トレーニングは、内容にもよりますが、一般道路で行うことが多いです。

 ただ、一般道路を走行しますので、何があるかわかりません。いくら運転者が気をつけていても、他車(者)の動向により非常に危険な状態となることがあります。しかも、この研修は、我々が追従して行います。受講者の方の運転を診させて頂くために、自分自身も運転します。

 普通車でしたら、助手席に乗車し、場合によっては、補助ブレーキで指示ができます。しかし、バイクの場合は、横や後方からアドバイスするしかないのです。

 正直、事故に至らなかった場合でも、追従時に本当に危ないなと思うときがあります。走行が終わって、受講者の方に、その運転状況の危険性を話しても、さほど気にしていないときがあります。その状況における他車(者)の動き、自車が対応できることを説明して、ようやく理解されるときがあります。

 どのような車種を運転するときでも、状況から考えられる危険を考えて運転することが大切です。道路場面に対する危険知識があっても、それを思い浮かべてもらわないと意味がありません。

 特に、二輪車は不安定で、見落とされやすいです。四輪車を運転するとき以上に、道路にある危険を感じとりながら運転することが必要です。ラクさやスムーズさだけに偏った運転にならないようにしてほしいと想い、二輪車研修を行なっています。

(高林一夫)

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