㈱日立ビルシステム様にて自転車安全講習会を実施

 SSD研究所は、株式会社日立ビルシステム様からご依頼をいただき、さる11月25日(水)に関西支社様において、従業員様の運行管理をされる方を対象に「企業人として、自転車を安全に利用する」を演題に講習会を実施しました。

 

 講習テーマは「自転車事故と交通安全」とし、企業人として自転車を使用するにあたり、交通ルールに従った運転をすることの重要性を再確認していただきました。

自転車の社内事故防止のため、実車と座学の両輪の研修を実施

 自転車が関係する交通事故が増え社会問題化している中、業務に伴う移動手段として自転車を使用されることが多くなってきたことから、日立ビルシステム様より、交通事故を防止することを目的に、本年度より自転車を使用した車両実技訓練を実施させていただいております。

 

 これに加え、従業員の方の安全指導や管理をされる運行管理責任者の方に、安全への意識を高め、社内の事故防止にさらに取り組んでいただくため、今回の講習会の実施に至りました。

自転車も車のなかまであり、交通ルールを遵守することを理解していただく

 講習会では、2015年6月に施行された、自転車についての道路交通法の改正点や背景を解説しながら、交通ルールを遵守することで事故に至る可能性を低減できることをお伝えしました。

 

 弊社としては、自転車の利用方法、また交通ルールの遵守という、一見すると当たり前とも言えるテーマを扱うため、受講される皆様の参加意欲を高めることに配慮しました。

 

 事前にご了解のうえ頂戴しました社内事故事例を題材に意見交換を行ない、シンク出版様の「軽く考えていませんか?自転車事故!」のテキストを活用して講習を進めました。

 

 また映像で交通ルールを守って走行した場合と、そうでない場合の事故発生時の被害状況の違いを確認し、交通ルールを遵守することの重要性を説明し、従業員の方への動機付けが大切であることを訴えました。

 

 特に、歩道を走行中の自転車が歩行者との接触した場合、その責任の全ては自転車側に発生することも説明しました。自転車は車両であるとの認識を持ち、交通ルールを遵守すること及び、歩道を通行する際は歩行者を守ることが求められていると伝えました。

 

 受講者の皆様は、交通ルールの中でも、特に左側通行の重要性や、歩道通行時は極力自転車を押して歩き、歩行者との事故を防止する必要があることを理解されました。

 

 参加された方の中には、自転車の実技講習を受講された方もおられ、また、質問に対しても積極的に発言されるなど、熱心にご受講されました。

 

 今回の講習が、従業員の方の社内のみならず、プライベートでの自転車事故の防止に役立てれば幸いです。運行管理責任者様のご活躍を願っております。

 

 日立ビルシステム様の安全に対する強い想いを感じながら、弊社もさらなる効果の高い自転車の安全講習の実施と経験値を深めていく所存です。

【日立ビルシステム株式会社様 自転車安全研修データ】

<日時>

平成27年11月25日(水)

10:30~11:30

<場所>

株式会社日立ビルシステム 関西支社 会議室

<対象者> 

運行管理責任者(約30名)

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