「止まれの標識は、どこに立っていますか?」一時停止で安全運転
百貨店の株式会社髙島屋 大阪店(以下、髙島屋)で、「一時停止で事故防止」をテーマに交通安全講義を行いました。今回は、一時停止の標識やエスエスディ作成の安全知識テストも行い、改めて一時停止が事故防止に繋がることを確認いただきました。
止まれの標識の設置場所
止まれの標識は、事故が起きた場所や危険な場所に設置されています。警察庁が発表した「交通規制基準 (※)」によると、原則として次のいずれかに該当する交差点、またはその手前の直近と明記されています。
1. 屈折、勾配、道路工作物等により左右の見通しがきかない交差点
2. 多岐交差点等その形状が複雑な交差点
3. 出会い頭等の交通事故が発生するおそれのある交差点
4. その他交差点の優先関係を明確にする必要がある交差点
※参照:警察庁「交通規制基準」
一時停止は「3秒程度の停止」が安全確認のために推奨されています。エスエスディの研修をご利用された方で、3秒程度の停止ができていない方もいらっしゃいました。しかし、ドライバーの認識では「正しく止まった」と認識されている方も多く、事故の危険性があります。
添乗指導やドライブレコーダーの映像など社内で見直し、「正しく止まれているのか」を客観的に確認をすると、今後の安全運転に繋がります。
また安全知識テスト(※)では、○×形式にしたものを10問行いました。具体的には「指定場所一時不停止の違反で検挙された場合の反則金は5,000円」、「一時停止場所で停止する場合、タイヤが停止線を超えないようにして停止する」など、基本的な問題を出題いたしました。
※参照:「-普及版- 道路交通法 改定第33版 」/発行所:有限会社シグナルを基にエスエスディで作成。
● 一時停止に関する事故事例
弊社では、企業様の事故防止の再発研修を数多く行っております。参考に今年事故を起こされた方の事例をご紹介いたします。
・一時停止で停止はしていたが、通り慣れた交通量の少ない道路で、左右の確認を怠り発進し四輪車と衝突。
・一時停止の場所で、停止でなく徐行したまま交差点に進入し四輪車と衝突。
・一時停止の規制がない交差点で停止や徐行をせず、左右の確認も怠り四輪車と衝突。
交差点およびその付近ではお互いの存在を見落としたり、発見が遅れたりすることによる事故も多く起きています。そのため、一時停止をし安全確認を行うことが大切です。
※事故事例は、エスエスディの研修を受けられた企業様です。今回ご紹介した髙島屋の例ではございません。